沖縄のハザードランプ

のんびり行こう

軽トラに乗ったおじいさんのイラスト
観光バスで走っていると、地方ならではの、のんびりとした交通事情に遭遇することがあります。

なぜか法定速度以下でゆっくり走るおじいちゃんの軽トラック。トラクターでのんびり走るおじさん。大型バスの幅でも追い越せるように、少しだけ端に寄ってくれたらいいのですが、気付かないのか?無視しているのか?
ずっと道の真ん中を走り続けます。

急いでいない時はかまわないのですが、急いでいる時はかなり焦ります。また、バスの後ろの車から見たら、バスがのろのろと走っているようにしか見えませんから、クラクションを鳴らされてしまったこともあります。

サトウキビの道路
石垣島の独自ルール?

先日、ツアーで石垣島に行きました。バスでサトウキビ畑に挟まれた道路を走っていると、自家用車が1台停車しているのを見かけました。道路の端に停まっているのですが、左折の道がないのに、左にウィンカーを出しているのです。ハザードランプならまだ解るのですが、なぜウィンカー?と、不思議でした。

交通標識
一度気になると、またまた、ウィンカーを出して停車している車に気がつきました。この近くにも曲がり角はなく、まっすぐな道の途中に停車しています。結局、滞在中に何台もの同じような車を見かけたのです。

石垣島在住の知人に聞いてみると、「そういう人がすごく多いよ」とのこと。知人がお世話になっている「おばあ」も、ハザードランプよりウィンカー派だそうです。

調べてみると、ハザードランプが日本で自動車に標準装備されるようになったのは、1964年の東京オリンピックの頃のことだそうです。当時まだ沖縄は日本復帰前ですから、沖縄の車にハザードランプが装備されたのはもっと後のことだったのでしょう。ハザードランプの代わりにウィンカーを出す習慣があったようで、その名残のようです。

まあ、目くじらを立てるほどのこともなく、「なんくるないさ~」ですね。
でも、おじー飛び出しには十分注意して下さい。

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