全国旅行支援第2弾、ホントのところ

全国旅行支援の中間報告

1月10日出発分から、全国旅行支援の第2弾が始まりました。

旅行支援についての私の考えは以前の投稿、「旅行支援の延長決定に思ふ」に書いていますので、よろしければお読みください。

旅行支援への参加条件としては、当日の受付で①ワクチン3回以上の接種証明またはPCR・抗原検査の陰性証明②身分証明書の2点を提示した後に、代金より差引きされます。
旅行支援に参加していない宿泊施設もありますし、細かな条件を満たさないと適用になりませんので、その都度確認が必要です。

1月10日からの旅行支援の内容は、ツアー代金の20%が割引となり、買物等に使える地域クーポン2000円(土曜、祝日宿泊の場合は1000円)の特典が付きます。割引上限額は宿泊1泊につき5000円、日帰りの場合3000円となります。昨年秋からの第1弾からすると、割引率やクーポンの金額が減りましたが、引き続き割引を受けることができています。

個人旅行の場合でも、各予約サイトや、宿泊先に問い合わせをして、受けられる割引の確認をしてみて下さい。


また、以前の「GO-TOトラベル」と違うのは、都道府県ごとにクーポンが違うということです。しかも、昨年は多くの自治体が紙クーポン(1000円券3枚など)だったのに、今年は不正使用防止のためという理由で、ほとんどが電子クーポンを採用しているのす。

電子クーポンは、専用のアプリをインストールして、現地で2次元バーコードを読み取ってから、そのポイントを各商店で使用するという方法になっています。

実際のところどうなの?

ここまで読んでいただくと、「難しそう」「面倒くさい」という印象になってしまいますね。私も最初は心配でした。私が担当するツアーのお客様は、高齢者が多いからです。今ではスマホを持っている方がほとんどなのですが、それでも「アプリ」「インストール」「ログイン」という言葉を聞いただけで、視線が泳いでしまうのです。

そして最後に出てくる言葉が、当然のように「添乗員さんがやってくれるんですよね💙」です。仕事ですから私自身が割引を受けることはできないのですが、「アプリ」を「インストール」し、「ログイン」して、使用方法をマスターしておき、対策はバッチリしておきました。

ところが、意外や意外!!!

旅館、ホテル側も「できない」「わからない」というお客様の対応にきっと苦労しているのでしょう。お客様にお渡ししている2次元バーコードを、そのままホテルの会計や売店で使用できる、としている施設が多いです。それなら、お客様も館内でのドリンク注文や、売店での買い物を積極的にしてくれます。両方にとってWin-Winです。

観光地の土産店でも、バーコードを読み取りをすることができる施設もありますが、確認したところまだまだ少ないのです。宿泊先でもらえるクーポンは平日1泊につき2000円ですから、使いきれないということはないですよね。

早く終わってほしいというのが本音

お客様にとっては、お得になる旅行支援です。旅行会社にとっては業務が煩雑になり大変でしたが、それなりお客様が増えて良かったことでしょう。

添乗員にとっては?ツアーが増えたという以外に、良かったことは特にありません。①業務が煩雑になり大変②確認事項が増えて大変③お客様に説明するのが大変、という印象のみです。正直な気持ちとしては「早く終わらないかな~」といったところです。

全国旅行支援は多くの地域では3月末まで続きますが、県によっては2月末や3月10日で終了となりますので、ご注意ください。

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