香水まみれ

浅草雷門
インバウンドの影響 

お正月のツアーでは、インバウンドの復活を実感してきました。

ホテルのロビーには大きなスーツケースを運ぶ大勢の人を見ました。客室に入ってからも、お互いの部屋を行ったり来たりして、ドアをバタンバタンとして騒音をたてるのが毎度のことなのです。

こんな時に悲しいのは、これがお客様と同じ階でなくて良かったと思うのが添乗員のサガなのです。この時の私のお客様の客室は、最上階のエグゼクティブフロアー限定だったからです。

バイキングの画像
鼻で実感するインバウンド

翌朝、バイキングレストランに行くと更にインバウンドの影響がありました。混んでいた?のではありません。

料理を取ってきて食べ始めた頃に、東南アジア系の家族連れが2組、近くのテーブルにやってきました。そのとたん、食欲を失くしました。

女性のつけているムンムンとした強烈な香水の臭い(あえて臭いとしています)が鼻を突きました。料理を食べているのに、口の中に香水の臭いが入ってきてしまうのです。何を食べているのか判らないくらいです。

叱られている人
あまりのことにスタッフにお願いして、席を変えていただきました。このときも悲しかったのは、私のお客様がバイキングではなくて良かった!と思ったことです。お客様は高額ツアーのために特別に用意していただいた、和食レストランでの朝食だったからです。

客室の廊下で大騒ぎし、朝から「これでもか」と香水を振りかけてきて大迷惑でしたが、またしても私だけで良かったと思ってしまいました。お客様から同じことでクレームになったら、その都度対応しなければなりませんから。

「廊下で騒がない」「香水をつけすぎない」ということを、チェックイン時にホテルからインバウンドの添乗員さんに伝えてほしいと頻繁にお願いしているのですが、キリがありませんね。またそんな日々が続くのかと思い、ちょっとブルーです。

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