なぜか同じ人にトラブルが

ツアーあるある 

ホテルの部屋のドア
ツアー添乗していると、面白いことが沢山あります。そのひとつは、なぜか同じ人にトラブルが集中するということです。

参加者が20人や30人いれば、様々なトラブルも起こります。そのトラブルがなぜか全部同じ人に集中することがあるのです。

あるお客様に起きたトラブルを挙げてみます。
①ホテルのドアのカードキーが作動しない
②レストランで注文したドリンクを忘れられる
③料理の付け合わせを乗せ忘れてサーブされる
④買い物でおつりを間違われる
⑤レストランで水を背中にこぼされる

困っている人々

トラブルが起こるたびに、解決のため、添乗員である私もお手伝いをしました。幸い、ケガや貴重品に問題がなかったのは良かったことです。

最後の最後に

ツアーの最後の夜。このお客様の部屋の前まで一緒に行き、ドアが無事に開き、部屋に問題がないことを確認しました。タオルやコップの数も問題がありませんでした。「今日は無事でしたね。お疲れさまでした。ゆっくりお休みください」と、この日は無事終了。

翌朝、このお客様から電話がかかってきました。「部屋の電気がつかないんです」と。

鏡の前で化粧する人
すでに朝なので、部屋はそれなりに明るかったのですが、多くのホテルの例に漏れず、このホテルのバスルームも、廊下側にあり、電気がつかないと部屋の明かりを入れてもかなり不便です。

トイレを使う程度なら、部屋からのかすかな明かりで充分でしたが、部屋に鏡がないので、奥様のお化粧に不自由だというのです。

すぐ、ホテルのスタッフに連絡し、私も部屋に行きました。幸い、すでにホテルスタッフがきて照明が直っていました。接触が悪かった程度のことだったようでした。

それにしても、集中し過ぎでした。慰める言葉としては、「これだけ当たるなら、帰国後、宝くじを買うと良いかもしれませんね」でした。お客様も苦笑いしながら「買ってみます」と言っていました。

コメント