さすがの5つ星
中国の有名観光地の近くにできた、最新の5つ星ホテルに泊まった時のことでした。
ヨーロッパ資本の有名ホテルチェーンです。ロビーも部屋もゆとりがあってきれいです。さすが5つ星と、少し安心したのも束の間。
チェクインして部屋に入ったとたん、お客様から電話がかかってきました。「部屋の電気がつかないんですけど」と。すぐに部屋に行ってみましたが、確かに電気がつきません。
中国では現地ガイド氏が一緒に居るので、本来なら、ガイド氏に来てもらうところですが、夕食後で疲れているだろうと思い、私が直接フロントに行って、スタッフに声をかけました。
驚いたことに、数人いたフロントスタッフの誰ひとり英語が話せなかったのです。「電気がつかない」という程度の簡単な英語です。「Anyone who speak English?」と聞いても、全員で首を横に振りました。
5つ星ホテルのフロントスタッフが、簡単な英語も話せないなんて信じられない思いでした。仕方がないので、結局ガイド氏の部屋に電話をして、フロントまで来てもらうことになりました。ガイド氏を待つ間、私は5つ星の星を2個つかんで剥がすジェスチャーをしましたが、一緒になって笑って見ています。プライドもないのでしょうか?
電気がつかない原因は?
ガイド氏に通訳をしてもらい、やっと設備係が部屋に来ました。
ホテルの設備の直し方は知っておいて損はありません。私はトイレのタンク程度なら、簡単に直すことができるようになっていましたので、その時も良い機会と思い、興味深く設備係の様子を見守っていました。
電気がつかない原因を探るため、壁の配電盤を開けた設備係がしたことは???
ナント!赤と青の線を入れ替えたのです。すると、部屋の電気がつきました。
故障というより、基本的な知識のない人が工事をしたということ????
さすが中国!ハンパないですね。
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