必要ですか?
「旅行業に携わるものとして喜ぶべきこと」と単純に思えないからなのです。
私が担当するツアーはたまに格安ツアーもありますが、ほとんどが高額ツアーです。国内旅行2泊3日でひとり20万円~30万円のツアーに、時には家族ぐるみで参加できる人が沢山いることに、はじめは本当に驚きました。
旅行支援が10月から始まり、高額ツアーのお客様にも割引が適用されています。元が高額なので、割引率も最大で、ひとり1泊8000円、買物に利用できるクーポンは土曜日宿泊が1000円、それ以外は3000円もらえます。
2泊3日で20万円を出せる人に、1泊あたり合計11,000円の割引が必要でしょうか?
一番支援が必要な人とは?
支援が必要なのは、旅行にも行けない人ではないでしょうか。
この補助金が旅行者のためだけでなく、観光業全体、ホテル、交通機関、飲食業、土産物店のためであることも理解はできます。
でも、楽しそうにご旅行している参加者を見ていると、その後ろにいる「行けない人」も私には見えてしまうのです。
旅行したい人は、これからどんどん旅行するでしょう。ツアーもご利用いただけることでしょう。格安ツアーにやっと参加しているという人もいるかもしれませんが、でも、旅行をすることができています。
コロナの経験は私たちを打ちのめしましたが、賢くもしました。今後、うまく付き合っていきながら、何とか元の生活を取り戻していくことでしょう。
As a taxpayer
「As a taxpayer」という言葉があります。
直訳すると「納税者として」になります。
政治家などに意見や要望を伝える時に、このフレイズから始めるのです。「納税者として、質問します」「納税者として、その施策に反対します」など。
私の納税金額はほんのわずかですが、「納税者として要望します。本当に支援が必要な人を支援する税金の使い方をしてほしいです」と。
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