お客様のスーツケースが
早速行ってみると、写真のような大変古いタイプのスーツケースで、今のものと違い、キャスターさえ付いていません。
さて、鍵穴に鍵を差し込んで開ける部分が両側2か所に付いており、そちらは開けることができたようでした。問題は真ん中にある、3桁の暗証番号ダイヤルなのです。
聞けば、お客様本人のものではなく、身内の方から借りてきたスーツケースと言うことででした。「暗証番号?そんなものわかりません」と言っているのです。しかし、何かしらの番号で閉めてきたわけですから、何とか開けられるのではないかと思いました。
そこから、あらゆる番号を推理することになりました。誕生日、電話番号、家の番地、結婚記念日、ペットの名前からの推理までしましたが、まったく開く気配がありません。
ホテルのスタッフに来てもらいました
努力はしましたが困ったので、ホテルのスタッフに来てもらいました。こういうことがよくあるかもしれませんし、解決方法があれば。。。と一縷の望みをかけました。
ホテルのスタッフも私と同じでした。あらゆる番号を聞かれたので、ダメ元で再度チャレンジしましたが、合致する番号に当たりません。スタッフによると、最後は壊して開けるしかないとのことでした。
この先、着替えもできないくらいなら仕方がないと、お客様も諦めて壊すことに同意しました。ホテルスタッフが工具を持ってきて、いよいよスーツケースを壊そうとした時に、私の中にあることがひらめきました。
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