ツアーの最後に
飛行機を降りた方から
①各自入国審査へ
②ターンテーブルで荷物を引き取り、荷物に問題がないか確認
③荷物に問題がなければ各自税関を通る
④流れ解散
です。
添乗員は入国後ターンテーブルで待機し、お客様が受け取った荷物に破損などのトラブルがないか確認し、問題があれば航空会社での手続きのお手伝いをします。
その日も、入国審査が済んだお客様をターンテーブルでお迎えし、引き取った荷物に問題がないか確認していました。同じ飛行機で下りてきた荷物がだいぶ少なくなり、自分のツアーの方が全員帰ったことを確認するために、流れているスーツケースを見てみると、私のお客様のスーツケースがひとつ、まだターンテーブルの上で流れていました。
心配になりました
「○○様ですか?今どちらですか?」すると、まだ入国審査前だというのです。だいぶ時間がたっているのにどうしたのか尋ねると、パスポートがないというのです。
現地空港で搭乗時にパスポートチェックがあるので、海外に置いてきたとか、落としたとは考えられませんでした。飛行機の中に忘れてきたのでしょうか?と思いましたが、飛行機を降りた時にはパスポートを持っていたとご本人は言うのです。
更に、もうひとつの報告にビックリしました。何とパスポートと絨毯の色がそっくりだったため、保護色のようになり、すぐに気付くことができなかったというのです。パスポートの表は金色の菊の紋章や字がありますが、裏表紙は無地のため、すっかり同化して見えなかったそうです。
パスポートが見つかってホッとしましたが、こんなことがあるのかと気付かされた事件でした。
コメント
コメントを投稿
コメントありがとうございます!