バイキングでバッグがパンパン
この親子が、バイキング会場に並んでいるものをテーブルに持ってきては、自分のリュックとエコバッグの中に詰めていたのです。
バイキングに並んでいる魅力的な食材をついついバッグに入れたくなる心理は、理解できる範囲のものです。私も持ってきたのに食べきれず、スタッフにお断りしたうえで、後で部屋で食べるためのバナナを1本いただいたことがあります。
ただし、バイキングのマナーの第一は、自分で食べられる範囲のものをいただくということです。残さない程度に盛ってきて、食べきるのがマナーです。
想像を超えたものを詰めていた
その親子はまず、テイクアウト用のコーヒーカップをリュックに入れました。まずそこにビックリしてしまいました。あまりのことに2度見してしまったのです。今思えば、カップの中はコーヒーではなく、ティーバッグやシュガーだったのではないでしょうか。
次に何をするのか気になって仕方がありません。息子は持ってきたパンを紙ナプキンに包み、せっせとバッグに入れています。私がビックリして見ているのも気付いたようですが、平気な様子です。お母さんも何かをせっせとエコバッグに詰めています。それは私の想像をはるかに超えたものでした。カップに入った納豆でした。一体いつ食べるのでしょう?
もう一度言います。高級ホテルです。1泊朝食付でひとり3万円近い宿泊代です。そこに泊まれる財力がある人がすることでしょうか?その後、フロントで息子がスタッフと何か話している場面に遭遇しましたが、偉そうな物の言い方でした。私は、「姑息なことをしているくせに」と、ついつい批判する目線になってしまいました。
クルーズ船でも
以前にも同じようなことがありました。
「おはようございます」と声をかけ、私もパンやフルーツやヨーグルトを取り、食べ始めました。
ふと見ると、私より先に来ていたお客様がまだバイキングの料理の前にいます。気になって見ていると、パンに野菜やハムを挟んでサンドイッチを作っています。更にそのサンドイッチを紙ナプキンに包んで、りんごと共にバッグに入れているのです。
その日の行程は次のようなものでした。サザンプトンでクルーズ船を下船、ロンドンまで移動し、午後はロンドン観光となっていました。お昼は途中のサービスエリアのような所で各自購入していただくことになります、と案内してありました。
高級クルーズ船でなぜ?最初はわかりませんでしたが、行程を考えると、お客様がしていることが見えてきました。途中で買って食べるのがイヤだった?勿体なかった?
せっかく高級クルーズでステキな思い出を作りに来ているのに、最後に一番その船に相応しくないことをしているのを見てしまい、大変驚き、がっかりしました。
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