吉右衛門さんの一周忌追善
ロビーには吉右衛門さんのお写真が飾られています。多くのファンがお人柄と芸を懐かしんで写真に収めていました。
多くの人が待っているのに、ご自分が納得がいくまで正面を長時間陣取り、時間をかけて写真を撮る人がいることに閉口します。私も少し待ってみましたがなかなか場所が空かないので、斜めからサッと撮りました。目の部分が反射したこの写真をアップすることになり、吉右衛門さんに申し訳ないです。
仁左衛門&雀右衛門コンビ
第三部は、歌舞伎座では久々の仁左衛門様の「由良之助」。発売日10時にチケットを取りました。1列目の席が空いていましたが、日にちを迷っている間に埋まってしまい、2列目になりました。
仁左衛門様の由良乃助は、相変わらず、優雅で色気たっぷり。声にも張りがあり至近距離で仁左衛門さんを満喫しました。
力弥役の千之助君が爽やかな青年ぶりで、今後がますます楽しみです。
同学年コンビの雀右衛門さんとの息もピッタリに感じました。「同学年」と知ると、梯子を下りる場面では、少々ハラハラしてしまいましたが。。。
2列目なのに?と思われるかもしれませんが、私は双眼鏡を持参し、仁左衛門様に穴が開きそうなほど見つめます。近年、毎回「これが最後」と思って仁左衛門様を見ています。考えたくはありませんが、「その日」が私にとってあまりにもショックであることが予想できるので、徐々に慣らしているのです。私同様にファンである多くの方々はどうでしょうか?
今年はご病気や体調のため、途中で休演することもあったせいか、至近距離で見る仁左衛門様は失礼ながら少し「やつれ」が見えるようでした。体力を振り絞ってのお勤めに、感動と感謝の拍手を贈りました。
最後の海老蔵
演目発表から配役発表まで時間がかかり、どうにかやっと決まったという印象になってしまいました。さてどんな感じで幕が上がるのでしょうか?今回は身から出たサビでしょう。何だかモヤモヤする結果となりました。
私が歌舞伎ファンになってすぐ、十二代目團十郎の襲名がありました。私は團十郎ファンではありませんでしたが、歌舞伎界の大イベントなので、観に行きました。その時は何の屈託もなく華やかな興行でした。懐かしいです。
何だかちぐはぐ
さて、今回は寺岡平右衛門役。見栄えも良く、さすがに華のある役者さんです。
額に大汗をかきながら必死に演じているのですが、なんだかそこだけ浮いている印象でした。今まで見た平右衛門ってこんな感じだったかな?違和感を感じたのは私だけなら良いのですが。
また、「襲名披露公演ではぜひお引き立てください」と、仁左衛門様はじめ幹部の役者さんに平身低頭お願いしているような印象を、私は持ってしまいました。
とにかく、歌舞伎界のために「ガンバレ~~~」です。
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