添乗中のおもしろかったこと、感動したこと、ビックリした話を時折友人たちにしていました。面白いからブログにも書いたら?と提案されました。そこで今後は「とんでもお客様」と「ステキなお客様」シリーズとして記事をアップしていこうと思います。
クルーズを満喫
明るく元気なお客様が揃っていて、積極的に船でのイベントを楽しんでいる様子でした。
船内のビンゴ大会のイベントでは、いつも来ているイタリア人のグループの人たちとすっかり仲良くなりました。
お互いに隣同士の席を陣取り、ビンゴの数字が発表されるたびにイタリア人は日本語で「ナナ」、私たちはイタリア語「セッテ」などと数字を叫んで、お互いに笑い合うという遊びをするようになるほどでした。
船内では他にもいろいろなイベントが開かれていましたが、私が見に行けないタイミングの時もありました。英語がわからないという人がほとんどでしたが、好奇心とやる気・元気で皆様船内生活を楽しんでいるようでした。
船内でミスコンがありました
船内で客室からフロントに行くために歩いていたら、あるイベント会場の前で足が止まりました。イベントは「ミス○○(船の名前)大会」。そこに私のお客様が出場していたのです。
その時のお客様に厳密に「Miss」はいませんでした。そんなことは誰も気にしないイベントですが、そこに出ていたのは70歳代の和服を着た方でした。ご主人が最前列中央でビデオを回していました。
外国人の出場者もいた中で、和服効果もあったのか?私のお客様が最終審査に残りました。
最終審査の方法は?
さて、どんな方法にするのかと見守っていたところ、何と司会者に向かって唇を突き出し、和服の裾をめくって足をのぞかせ、肩にもたれかかってセクシーに迫ったのです。
会場は大爆笑の海でした。着物を着た清楚な日本人女性のイメージとのギャップが余計に面白かったのでしょう。涙を流して笑ている人もいます。ツアーのお仲間も皆大笑いしていました。
ご主人がどうしているかと確認してみると、すっかり眠くなってしまっていたようで、コックリコックリと舟を漕いでいます。
ミスコン優勝
結果は審査員の満票でぶっちぎりで優勝しました。優勝の景品をもらいながら、再度裾をめくって足をのぞかせ、大サービス。ピューピューと指笛が鳴らされ、会場は大盛り上がりでした。
クルーズ船に乗った時にいつも話すことがあります。「船の中で迷います。でもよく見て下さい、皆迷っていますよ」と。自分だけが迷っている、自分だけができていないと思う必要はないのです。
外国人ばかりのクルーズ船という特殊な環境でも、人は皆同じです。迷ったことを思い出にすれば良いのです。できたことを喜び、できなかったことを笑いと思い出に変えましょう。
それを実践し、満喫している姿を見せていただいたステキなメンバーの皆様のおかげで、私にとっても忘れられない思い出になっています。
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