トラベルトラブル①入浴剤でまさかのトラブル

海外のホテルで 

入浴剤のイメ―ジ
海外のホテルで、連泊していた時のことでした。昼間の観光が終わり、ホテルの部屋へ戻った時、バスタブの湯が昨夜のまま入っていて、掃除されていないことに気付きました。ベッドメイキングやゴミ箱のゴミ、バスタオルなどは手が加わっていました。

なぜかバスタブだけがすっかり忘れ去られたような状態でした。

こんな時、添乗員の私がまず心配するのは、自分の部屋が掃除されなかったということではありません。「お客様の部屋もきちんと掃除されなかったのでないか?」ということなのです。

その場合、お客様はホテルに直接クレームできないので、まずは添乗員に報告してきます。人によってはホテルに言うべき不満や文句を、添乗員の怠慢でもあるかのように責めてくるでしょう。

入浴剤の入った浴槽
ホテルスタッフの誤解でした

早速フロントに連絡して事情を尋ねましたが、はっきりした返事がありません。掃除したスタッフを部屋に行かせるから待っていてほしいとのことでした。

しばらくしてやってきた掃除係のスタッフに、バスルームを見せたところ「Ahhh~」と、頷きました。そのスタッフの答えは、「ピンク色のきれいな水が入っていたので、何か特別なものと思い、水を抜いたら叱られるのではないかと考えた」ということでした。

掃除されなかったのが私の部屋だけで、お客様の部屋が掃除されているであろうことがわかったので、スタッフには誤解させてしまったことを詫びました。

私のミスが原因でした

焦っているひよこのイラスト
前夜、私は日本から持ってきていた入浴剤をバスタブに入れて入浴したのです。それも桜色のきれいなお湯になるものでした。普段は入浴後、お湯を抜いてしまうことが多いのですが、部屋の乾燥が気になったので、お湯をそのままにして観光に出かけたのでした。

掃除のスタッフは迷ったのでしょう。きれいな水が溜まっているバスタブを掃除して良いのだろうかと。何か大事な意味があると考えたのかもしれません。そこで、一か八か「そのまま放置」を選んだのではないでしょうか?

スタッフの身になって、私が誤解を生まないようにするべきでした。
大事件ではありませんが、気を付けなければと学んだ出来事でした。反省。反省。

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