ミス・サイゴンは市村ワールド

30周年記念公演

ミスサイゴンのポスター
昨年はコロナで中止になったミュージカル「ミス・サイゴン」を帝国劇場で見てきました。

主要キャストは、
エンジニア・・・市村正親
キム・・・高畑充希
クリス・・・チョン・サンウン
ジョン・・・上原理生
エレン・・・仙名彩世  
という布陣です。

大スターの市村さんとTVドラマでも活躍する高畑充希さんの回なので、早々とチケットがソールドアウトだったようです。もちろん他のキャストの日も人気があり、チケットはほぼ完売状態のようです。

「ミス・サイゴン」が日本で初演されてから30年という記念の年の公演です。
市村さんは初演からエンジニア役を演じていますが、世界各国でも30年たって同じ人が同じ役で出ているというのはないそうです。

市村ワールド全開

ミスサイゴンの市村正親
市村さんも70歳を超えました。そろそろ。。。などと言うこちらの心配を吹き飛ばしてくれました。

しなやかで軽やかな動き、伸びのある歌声、何よりエンジニアのキャラクターそのものの演技。会場すべてを飲み込んでひとつにしてくれます。

以前病気療養のため休演した市村さんの代役で駒田さんのエンジニアも見たことがあります。駒田さんも素晴らしいエンジニアでしたが、「初代」「本家」は違いますね。

ジジ役の重要性

ミスサイゴンのステージ
ロンドンの記念公演のDVDを持っています。見てみると、ジジ役のレイチェル・アン・ゴーが素晴らしくてびっくりしました。ジジ役が歌う「The Movie in my mind」はそれ以来大好きなバラードになりました。この役は本当に上手い人でないと務まらないことがわかります。

「ミス・サイゴン」は楽曲のすばらしさで大好きなミュージカルですが、その分、歌唱力に満足できないと私の評価が下がってしまいます。

今回の高畑充希のキムはどうだったでしょうか?私は本田美奈子さんのキムは映像でしか知りません。今まで実際に見た中で一番良かったと思っているのはソニンのキムです。情感のある歌でした。

高畑充希のキムはまだ少し固めのように思いました。もう少し回を重ねていくと変わるかもしれませんね。

11月に川越の公演のチケットも取れましたので、次回を楽しみに待っています。

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