パリのキッチン用品売り場で!

パリのお楽しみ

パリのデパート
パリに行くたびに楽しみにしているのは、デパートをのぞきに行くことです。
ファッション関係はもちろん、インテリア雑貨、文房具などを見るのが楽しいです。

日本に帰るフライトは夕方が多いこともあり、最終日はフリータイムになることがよくあります。

お土産を買いたいけれど、ホテルの近くのスーパーだけでは満足いくものが見つからない、というお客様をよくご案内するのが、サン・ジェルマン地区にある老舗デパート「ボンマルシェ」です。

パリのデパートのお土産売り場

ボンマルシェで総仕上げ

ボンマルシェはサン・ジェルマン・デ・プレ教会のあるサン・ジェルマン地区の中心部ほど近くにあります。すぐ隣には「奇跡のメダイユ教会」という教会があり、礼拝堂をのぞいたり記念品を購入することもできます。

つまり、パリを代表するおしゃれな地区に行き、穴場的な観光と買い物が楽しめるという1石3鳥の場所なのです。最近はパリのデパートが日曜日も営業するようになりましたが、以前は日曜日に開いているのはボンマルシェくらいだったと記憶しています。

本館の裏手にグルメ館があります。お土産に良さそうなおしゃれなお菓子や、食品、紅茶などが手に入ります。名産地の塩やかわいい形の砂糖など、おススメがめじろ押しです。

オペラ座界隈にはデパートも集まったショッピング地区がありますが、ボンマルシェは圧倒的に空いていて買い物がしやすいのも魅力です。「おのぼりさん」色が少しは薄まる感じがします。

パリなのに?

パリのデパートの日本製包丁
さて、必死にお土産探しをしているお客様を待つ間は私のデパートめぐりの時間です。ある時キッチン用品売り場で、思わず「ここはどこ?」の風景に出会いました。

刃物売り場のコーナーですが、売っている商品の3割くらいは日本製のものだったのです。
ドイツの有名産地の製品もよく見たらありました。でも売り場で一番目立つ場所を占領していたのは、日本製品、特に岐阜県の関産の刃物が人気のようでした。

パリのデパートとは思えない品ぞろえに大変驚きました。日本の技術力が世界で高い評価を得ていると頭では解かっていましたが、実際に目にした風景がここだったのです。
パリのデパートに日本製品があるというより、日本のデパートに外国製品が置いてあるといっても良いくらい、日本製品の存在感が圧倒していたのです。

早速ご一緒初していたお客様に紹介したところ、「1本買っていこうかしら~」と笑っていました。何だかちょっぴり嬉しくなった光景でした。

コメント