奴隷は死語だと思っていました
教科書で見たような、売り買いされ奴隷船で送られることは少ないかもしれません。しかし現代には現代の人身売買があり、それによって奴隷のような生活を強いられている人が、数えきれないほどいることにショックを受けます。
子供のない富裕層に子供を斡旋して儲ける人もいるでしょう。
純粋に子供が欲しいというならまだマシです。その子が性的搾取の被害者になることも少なくないでしょう。
国や民族によっては、親の都合で結婚させられる幼い女の子もまだまだ多いです。愛情が芽生え幸せになるかもしれませんが、飽きられて、今度は夫がその少女を売り飛ばすことをもあるようです。
世の中には、解決には程遠い難しい問題が山積みです。私が何ができるというわけではありませんが、まず知ることから始めています。
奴隷と共に生活する少女
あるドキュメンタリー番組で、私にとって衝撃的な場面がありました。
少女の担当は、同じ年のその家の令嬢とその弟です。「○○持ってきて」「○○して」と、事あるごとに用事を言ってきます。奴隷の少女は令嬢が学校に行っている間、机の上のペンやノートを羨ましそうに見ています。
奴隷の少女は学校にさえ行けないのです。勉強したい、学校に行ってみたいという夢はあっても、生まれながらに奴隷という運命を受け入れざるを得ないのです。
少女がその時点で、身体的苦痛を受けることなく、食べるものに苦労せずに生活できていることが、せめてもの救いです。
ひとつのシーンでは、あまりのことに私は言葉を失うこととなりました。
令嬢の夢とは?
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きっと令嬢は、学校などでアフリカの飢えた子供たちのことを知り、純粋に同情し、力になりたいと思ったのでしょう。彼女の正義感は、生まれた時から当たり前にいる目の前の少女には向かないのです。
一番の格差は、格差が目の前にあることに気付いてさえいないことではないか?とショックで悲しくなりました。美しい正義感でアフリカの子供を心配しながら、学校に行けない同い年の少女に毎日用事をさせていることに、令嬢は気付いていません。
数年前に見たドキュメンタリー番組でしたが、今あの少女たちはどうなっているのでしょうか?
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