日本ではありえないこと
「えっ!何?どうしたの?」と私はビックリして、キョロキョロしてしまいました。他の乗客を見ると、ほとんど反応なしでした。
ドライバーの交代なら、代わりの人がすぐ乗り込んでくるはずです。そんな様子もまったく無く、バスは停留所に止まったままです。
特に急いでいた訳でもないし、他の乗客が無反応だったこともあり、とりあえず成り行きを見守ることにしました。
5分ほどすると、ドライバーが戻ってて来ました。手にはサンドイッチらしき包みとドリンクが。。。そうです、ドライバーはランチを買いに行っていたのです。
何事もなかったように、その後バスは再発進しました。
もし同じことが日本で起こったら、乗客はどういう反応をするでしょうか?
ドライバーに直接苦情を言う人もいるでしょう。バス会社にクレームをする人もいるでしょう。その前に日本ではこんなこと、ありえないですよね。
スカイトレインは通勤ラッシュ
バンクーバーにはスカイトレインと呼ばれる市の中心部と郊外を結ぶ公共交通があります。
市の中心部では地下鉄となり、郊外では高架を走っています。高架を走っている時は景色もよく、快適な乗り物です。
ある時、朝の通勤時間にスカイトレインに乗り込みました。日本の通勤ラッシュとは比較にならないほどのんびりとした列車内です。少々混んでいる時間帯ではありましたが、人と人が触れることはなく、充分に空いていました。
ところが、ホームにいた若い男性2人が「混んでいるから次にしよう」と言っているのが聞こえてきました。次と言っても、10分位待つことになります。2~3分おきに来る山手線とは違うのです。
やっぱり私って日本人
私は面倒くさがりで細かいことを気にしないせいか、「日本人っぽくない」と外国人によく言われます。自分でも「そうかもね~」といい気になっていました。ところが、バタバタと列車に乗り込み、サンドイッチを持って帰ってきたバスのドライバーに驚愕しているのですから、やっぱり日本人ですね。
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