車内アナウンスだけの「三河安城駅」

アナウンスだけで知る「三河安城駅」

新幹線のイラスト
「ただいま三河安城駅を予定通り通過いたしましたので、あと9分で名古屋駅に到着します。名古屋駅で下車のお客様は、お仕度下さい」

東海道新幹線のぞみ号で毎回必ず流れるアナウンスです。今まで何十回聞いたことでしょう。

ツアー添乗の仕事で名古屋駅には年に何度も行きますが、三河安城駅は未知の駅でした。

とうとう行きました

数年前、とうとう三河安城駅に行く機会を得ました。ツアーの最後に新幹線に乗車する駅が三河安城駅だったのです。

こだま号しか停車しない駅なので、大きな駅でもなく、行ったからどうしたと言うこともないのです。が、添乗員としては行ったことがない駅というのは、ちょっとドキドキするものです。
三河安城駅

駅舎はデンマークの建物のイメージだそうです。
名古屋のすぐ手前なので、駅を作る必要があったの?という疑問が湧きました。
調べてみると「請願駅」という、自治体が希望して設けられた駅でした。つまり、ほぼ100%地元負担で建設された駅なのです。

駅の様子は?

駅に着くと、他のツアーのグループが3つあり、100人以上の観光客が改札口手前にいました。改札内には店がなさそうなので、改札口外で待つしかないのです。コンビニと土産物店が合体したような店が1軒ありますが、他には居酒屋風の店があるのみでした。

待つ場所がないので、幸い良い天気の日だったこともあり、私のお客様にはロータリー側のベンチなどを探してお待ちいただくことにしました。それでも座りきれないので、植栽の淵に腰掛けてしまう方がほとんどでした。

後から知ったのですが、在来線の三河安城駅がすぐ近くにあるので、そちらに行って時間を潰せばよかったのですが、その時は気が付きませんでした。

今はもう少し店ができていれば良いのですが。。。次回行った時には、在来線の駅にも行ってみたいと思います。

まだまだ、未知の駅があります

浦佐駅前の田中角栄像
浦佐駅
やっと巡り合えた三河安城駅をご紹介しましたが、新幹線の駅ながら、なかなか降車する機会のない駅もあるのです。

ツアーに参加のお客様に聞いても、駅の存在すら知らないという人が多い駅があります。

例えば「相生駅」「浦佐駅」。「それどこ?」という反応が多い駅です。「西明石」なら行ったことはなくても、兵庫県ということがわかる人は多いですが、相生と浦佐ではどこの地名かわからない人がほとんどです。

「相生駅」は山陽新幹線の「姫路駅」の次の駅です。
「浦佐駅」は上越新幹線の「長岡駅」の一つ手前の駅です。

相生駅は姫路駅と岡山駅の間隔が長すぎるために設けられたそうです。
浦佐駅が設けられた理由は写真でお判りになりますよね?^0^

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