シネマ歌舞伎「桜姫東文章」(上の巻)

💛もう一度見たい💛

桜姫東文章のフライヤー
昨年36年ぶりに復活した「孝(仁左)玉コンビ」での「桜姫東文章」を歌舞伎座で観ました。

昨年の4月に上の巻を2回、上旬と下旬にチケットを取っていました。下旬には緊急事態宣言の再発で上演中止になり残念でしたが、1回は見ることができて良かったです。
6月の下の巻は2回とも無事に見ることができました。いずれも、二人の魅力たっぷりの宝物のような時間となりました。

この、「桜姫東文章」がシネマ歌舞伎になりました。
昨年4月に上の巻を歌舞伎座に見に行った時、撮影機材が入っていることに気付きました。いつものようにNHKで放送するものと思って、カメラの近くにいる係の方に「放送はいつ頃ですか?」と聞いてみました。その時、困ったような顔をして明確な返事か無かったので、「まだ決まっていないのね」と勝手に納得していたのでした。

あれから数カ月して、今回のシネマ歌舞伎の件がわかり納得!!!
「ドル箱」しかも「もう見られないかもしれない」二人の「桜姫東文章」をテレビにやすやすと映してたまるものか~(と見得を切っていそうな)松竹の意気込みが伝わってきました。

桜姫東文章のムビチケ

チケットから💛

そろそろチケットを買おうかな~と思い始めたころ、歌舞伎会の会報「ほうおう」4月号の裏表紙に、会員限定特別割引のムビチケカードの案内が載っていました。

上の巻・下の巻2枚で3800円のところ3700円。1回につき50円づつ安くなるということでした。それほど大きなお得感はないのですが、自宅への郵送代も含まれた価格でした。

届いたのは、3月に歌舞伎座に行った日でした。家を出る時にポストをのぞいたら入っていたので、歌舞伎座の席に着いてから開封しました。入っていたのは、1枚目の写真のように広げるとA3の大きさになるフライヤー(1枚目の写真)と、テレフォンカード(死語?)のようなムビチケカードが2枚でした。

座席指定は3日前からできます。劇場のHPの希望時間を指定し、カード裏面の購入番号と暗証番号を登録するだけ。私の希望日は平日の昼間ですから、直接行っても見ることはできると思いましたが、やはり良い席で観たいですよね。

銀座東劇へ、いざ

シネマ歌舞伎の良さは、歌舞伎座では見られない角度や、表情のアップなどがふんだんに見られることですね。映画版の編集に関しても、仁左衛門様と玉三郎さんが助言をしたそうです。

映画版で素敵だったのは、花道を歩く玉三郎さんの足さばきが、非常にわかりやすく見られたことです。私が歌舞伎座で観た時はC列(前から3列目)のため、花道に去る時はほとんどが後ろ姿になってしまうのです。

舞台ではなかなかしっかり見えない、釣鐘権助と桜姫の刺青もしっかり確認できます。桜姫が想い人との再会を確信する重要なシーンです。

いよいよという時に💦

その後、相手が誰だか認識した権助と桜姫の濡れ場が続きます。ところが。。。
隣の席の高齢の女性が大いびをかき始めました。上映が始まってすぐの時から寝ていることには気づいていたのですが、このタイミングで「グ~~ガ~~グ~~ガ~~」の音が大きくなりました。
上の巻の一番の名場面。せっかくのシーンなのにいびきがBGMでは悲しすぎます。
申し訳なかったのですが、起こしました。実はその方、2時間のうち1時間以上は寝ていました。いびきがうるさいとは言えないので、「良いシーンだから見てほしいです」と伝えました。

💬シネマ歌舞伎の感想が、隣の方のいびきの話になってしまいました😓

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