サンフランシスコの「ハタ迷惑」な話

サンフランシスコで

サンフランシスコのゲイタウン
サンフランシスコの町にはゲイタウンと言われる一角があります。
カストロ通りと呼ばれる通りです。ゲイバーやゲイクラブ、LGBT権利団体など、様々な店で賑わっています。

日本人のツアーで行くことはないのですが、バスで通りかかることもあり、車窓からではありますが、明らかに密着して歩いている同性同士のカップルを毎回のように見かけます。

なぜ、サンフランシスコがアメリカ屈指のゲイタウンになったのでしょうか?

サンフランシスコにゲイタウンができた理由

サンフランシスコのゲイパレード
①1800年代のゴールドラッシュで集まった人々が、支え合って暮らすうちに友情以上の親密な関係が出来上がった。

➁太平洋戦争中、性的嗜好が原因で解雇されたゲイの兵士の多くが、サンフランシスコで放免され、そのまま居残ったとされます。解雇理由が家族の元にも知らされていたため、帰る場所を失った者が多かったためです。

③1970年代に、アメリカで初めてゲイであることをカミングアウトしたうえで当選した市議会議員がいました。また、社会活動家として運動していたことから、カストロ地区を中心にサンフランシスコはゲイに寛容な街というイメージが形成されました。

サンフランシスコのゲイタウン
ハタ迷惑な話

サンフランシスコの現地ガイド氏が、自分の住むアパートメントの前を友人と車で通りかかった時のこと。
「あそこがボクの部屋だよ」と知らせてみたところ、友人の態度がぎこちなく、無口になっていしまいました。
様子がおかしいので尋ねてみると、「知らなかったよ。早く言ってくれてよかったのに」との返事。

そこはゲイタウンではなかったのですが、
隣の部屋の住人がレインボーフラッグを通りに向かって出していたのです。友人はその部屋がガイド氏の部屋とカン違いてしまったようです。危うく誤解されるところだった、と冷や汗をかいたそうです。

ちなみにガイド氏にはゲイの友人もいて、決して差別をしたことはないとのこと。しかしながら、自分がゲイではないので、人間関係が変わってしまうような誤解を生みたくなかったのだそうです。

これがホントの「旗迷惑な話」です。

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