ツアーのお客様に気に入ってもらえて
どんなに気難しい方でも、どんなに小さな子供でも。
私は自分が子供好きなせいか、レベルが同じせいか(?)ツアーに参加した子供になつかれることが多いです。
ある時小学生の女の子2人姉妹が私から離れず、最後にはお母さんに叱られて泣いてしまったことがありました。
気に入られて嬉しかったのですが、仕事にならないほど腕にしがみ付かれていたのでした。お母さんにも気を遣わせて申し訳なかったのです。
部屋番号教えてよ!
あるツアーの時は、小学4年生くらいの男の子がなついてきました。「添乗員さん、添乗員さん」と、常に私を気にかけてくれます。
ツアーの方が食事を始める様子を見ていたら、「添乗員さんも食べてね」と、優しい気づかいの言葉。大人の方でもなかなか言わないようなことを、一生懸命言ってくれます。
その男の子が気取った声で私に言いました。
「ねえ、添乗員さんの部屋番号教えてよ。僕のも教えてあげるからさぁ~」と。
そこにいたほとんどの大人たちが大笑いしてしまいました。
私が彼の部屋番号を知らないはずがないのです。大人たちは当然わかっています。
しかも無邪気に、皆の前で女性添乗員の部屋番号を聞いているのです。
海外旅行なら当然部屋番号は伝えますが、国内ツアーです。フロント経由で連絡は取れますし、携帯電話で直接連絡すれば済むことなので、わざわざ部屋番号を伝えることは通常はしていません。
彼を連れてきていたおばあちゃんが「あんたは、余計なこと聞かなくていいの!」と言い、とうとう叱られてしまいました。
あんなに男性のお客様に好かれたことはなかったように思います。私にとっては楽しくて幸せな思い出になっています。
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