寝台特急サンライズ出雲
添乗員の仕事のおかげで、今までにもいろいろな寝台特急に乗ってきました。
カシオペアはもちろん、北斗星、トワイライトエクスプレス、あけぼの、銀河、海外でもロシアの赤い矢号やトルコのアンカラ・エクスプレスなどに乗りました。
そして今回、現在唯一の定期寝台列車となったサンライズ出雲に初めて乗ってきました。
東京駅からはサンライズ瀬戸・出雲が7両づつ連結して出発します。岡山からは四国に行く瀬戸、出雲に行く出雲に分かれます。
途中に停車駅はありますが、切り離し作業をする岡山駅の7分停車以外は時間が短いので、買物のためホームに降りるのは危険ですね。
席のタイプは各種ありますが、今回はシングル個室の2階でした。狭い寝台個室ですが、窓が大きく開放感が味わえました。
寝具と寝巻、スリッパ、ハンガーなどが備品としてありますが、洗面用具やタオルは各自準備が必要です。コンセントもあるので、充電はできます。壁面に鏡、ライトのスイッチ、音楽の流れるラジオがあります。
予約をすれば岡山駅で弁当の受け取りもできるそうなので、希望の方はトライしてみて下さい。
列車にはシャワールームがあり、販売機でチケット(330円?)を購入し、使うことができます。
チケットは限定20名分のみ。すぐ売り切れてしまいますので、希望の方は券売機のある10号車にまず乗車し、チケットを買ってから自分の席に行くようにしましょう。
シャワーのお湯は6分間出ます。短いように感じますがこまめに止めながら使えば、シャンプーしても大丈夫です。カシオペアなどのシャワールームとの違いは、時間指定がないので、空いている時に利用するようになっています。
ミニサロンもありますが、カシオペアなどのソファーのイメージを持っていたら違いました。窓に向かった椅子が4つづつ両側にあり、8席しかありませんでした。
同じ車両に寝台個室があるので、喋っていると迷惑そうなのでかなり気を使います。
寝心地は。。。?
さて、肝心の寝心地です。
2階だったので、車輪の音などはあまり気になりませんでした。ただし、しょせん在来線の線路を走っていますので、ポイント切り替えや、山間部のカーブでの揺れは当然あります。
ベッド幅は大きくはありませんがひとり寝るのには充分です。
最初は落ち着きませんでしたが、次のように頭を切り替えたらスッキリ寝ることができました。
この寝台列車を個室のファーストクラスと思ったら、なんだか優雅な気分になってきました。最近の飛行機のファーストクラスは個室タイプが続々作られているとか。。。
乗っている時間もちょうど12時間で、ヨーロッパ主要都市や、北米の東海岸に行くのと同じくらいです。
我ながら、あまりのポジティブさに感心してしまいました。
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