卒婚ブーム

ひとりでハイキングする女性の写真
次々に戻ってきます 

ここ数年、私の周りでは離婚ならぬ卒婚カップルが何組も見受けられます。

<例1>
外国人のダンナ様と20年前に結婚し、現地に在住の友人から突然連絡がきました。
「今、日本だよ。久しぶりにランチしない?」とお誘いが。
数年ごとに日本に帰って来ていたし、私も現地に遊びに行ったりしていたので、特別なこととは思っていませんでした。
ところが、就職先を探しているという話が始まりました。「どうしたの?」と聞くと、ひとり息子が日本の大学に入り、母親が高齢なので帰ってきたとのこと。
ダンナ様とは離婚したわけではなく、時々は連絡を取っているらしい。

<例2>
地方在住の友人が、地元の関東に帰ってきた。数年前から夫婦関係は修復が難しく、離婚はしたい。しかし、部屋を借りたりする時に仕事が決まっていない状態だと審査が通らないから、便宜的に離婚はせずに済まそうというものです。
旦那様も堅い仕事で世間体があるので、お互いに納得の様子。
彼女もひとり息子が就職で関東に来てしまったため、結局25年住んでも馴染めなかったその土地にもう居たくないとのこと。

ここ数年の傾向

私の身近なカップルだけでも2組、友人の知り合いや、面識のない人ならもっと、この手の話が聞こえてきます。
主に40~50歳台の人にこの傾向が見られます。子育ては一段落、まだ体も動き、働ける。
見飽きた(?)だんな様と顔を付き合わせていても、人生楽しくないらしいです。

自分の人生の残りを考えた時、何がしたいのか?何をしたくないのか?を改めて考えてしまった。その結果、半分リセットすることにしたようです。

原始女性は太陽であった

思えば「お家(いえ)のため」という武家社会で築かれてしまった考えに、身動きの取れない人生を送ってきた女性がどれだけいたことでしょうか?
例えば「源氏物語」の世界では、それなりの悩みや苦しみを抱えつつも、もっと自由に人々が生きていたように感じます。
現代はそこに女性の経済力が加わり、多くの人々が自分の人生を選択するようになりました。もう、いいんじゃない?誰に何を言われても。自分の力で思いっきり輝き、深呼吸ができる今の時代が、イイネ!です。

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