昭和の町へタイムスリップ

御手洗地区の街並み

昭和にタイムスリップ

御手洗(みたらい)地区は、瀬戸内海に浮かぶ大崎下島(おおさきしもじま)にあります。

1600年代中頃から昭和初期まで瀬戸内海の交通の中継地、風待ち、潮待ちの港町として栄えました。

平成に入り、重要伝統的建物群保存地区として国の指定を受けました。

高灯籠、石垣護岸、雁木(船荷を積み下ろしするための階段)、商家、船宿、遊女のいた茶屋、神社、寺院などが、港近くの狭い範囲に混在し、当時の風情を散歩しながら味わうことができます。

御手洗地区のなつかしい看板

御手洗の名の由来

神功皇后がこの地で手を洗ったという説や、菅原道真が太宰府に左遷される時に、この地に船を着け、天神山の麓で口をすすぎ、手を洗い、祈りを捧げたという説のふたつがあります。
現在、島には御手洗天満宮があり、ここで手を浄めると字が上手になると、信仰を集めています。
御手洗地区のなつかしい看板

歩いていると

郵便局前のレトロな床屋、丸い郵便ポスト、懐かしくも何気ない看板に、昭和を生きてきた皆様は盛り上がります。

道路が狭いことも時代を感じるひとつの要因でしょうか。人も車もほとんど通りません。

古い時計店では、かわいい赤い時計の看板が目を引きます。店は開店しているのか閉まっているのかわかりませんでした。
御手洗地区の古い時計店
元病院だった建物が島の土産売店になっています。
小さな商品なら、紙の薬袋に入れてくれます。
ちょっとしたお土産話になりそうな心づかいが嬉しいですね。

アクセス
広島県の呉市からは他の島を経由しながら橋で結ばれていますので、自家用車でも、呉駅や広駅からの路線バスでも行くことができます。所要は約70分です。

現地ガイドをお願いしてみるのも良いでしょう。
90分で3000円です。自分たちだけで歩くよりも発見が多いと思います。要予約:0823-67-2278 まで



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