ドライバーさんからのプレゼント
あるツアーの終わりに、空港でチェックインしていたら、1週間バスを運転してくれたドライバーがやって来て、私に小さな包みを渡してきました。
一緒にツアーをしたのが2回目だったので、すっかり仲良しになり、楽しくツアーを終えたところでした。
「ありがとう」を現地語で言って、包みを受け取りましたが、中を見たのはチェックイン手続きが終わってからでした。
中身は何と、ネクタイでした。
その時、以前にイスタンブール在住の友人から言われたことを思い出しました。
「トルコの人の持ち物を褒めると、プレゼントされちゃうから気をつけて!」と。
そうです。褒めてはいけない国はトルコです。
私はツアー中に、ドライバーさんのネクタイがステキだったので、「きれいな色ですね。よく似合ってますよ。」ということを言ってしまっていたのです。
世界一といっても良いくらい親日家のトルコ人には、プレッシャーだったかもしれません。
何でもない会話ですので、私はすっかり忘れていたのですが、ドライバーにとっては嬉しかったと同時に「プレゼントしなければ!」という考えになってしまったのでしょう。
プレゼントの中身がネクタイだったことがわかって、ビックリ、そして申し訳なさでいっぱいになりました。幸い、出国前でツアーに同行していた現地ガイドさんがまだ一緒にいたので、返してもらうことができました。
褒めて悪いことはないのですが、こんな事件が起こってしまうかもしれません。
このことを知って、欲しいものを褒めるのだけはやめて下さいね。
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