都会のオアシス・紫陽花を見に白山神社へ

白山神社の御手洗所
 アジサイを見に白山神社へ

6月になると気になってきます。白山神社のアジサイは咲いたかしら?と。

白山神社

1655年から現在の場所、文京区白山に移り、特に5代将軍・綱吉公とその母・桂昌院の信仰が篤く、小石川の鎮守となります。
団子坂の看板
境内と裏手の白山公園に3000株のアジサイが咲き、
あじさい神社の別名を持ちます。

アクセス
地下鉄・都営三田線「白山駅」から徒歩2分。
私は、地下鉄地千代田線「千駄木駅」から団子坂を歩きながら行くのが好きです。所要約18分。

団子坂
近くにだんご屋があったから、転ぶと団子のように転がってしまうからと、名前の由来はいくつかあるようです。
森鴎外記念館の外観
この界隈には、森鴎外、夏目漱石、高村光太郎が住んでいたことがあり、文化の香りがします。
団子坂の途中に「森鴎外記念館」(入館料300円)があります。
久しぶりに前を通ってみたら、外観がすっかり現代風に変わっていました。以前は、個人の家の造りのままだったと記憶しています。
医師としても、文学者としても超一流の「二刀流」だった森鴎外の足跡を偲ぶことができます。

あじさいの花
あじさい祭りは今年も中止

毎年アジサイの時期になると白山神社では「あじさい祭」が開催され、境内はたくさんの参拝客で賑わいます。
去年も今年もあじさい祭りは中止。
平日で小雨模様のせいか境内は閑散としていましたが、それでも大きなカメラを抱えた人もちらほら見られました。 
白山神社
白山神社と三島由紀夫          

初めて白山神社に行ったきっかけは、三島由紀夫の小説の舞台となっていたからです。

「白山公園に沿った道から神社の表へ抜けるには、丁度つきあたりに、拝殿と社務所をつなぐ廊下橋が道に跨っている、その暗い投影の射した千本格子の下を、身をかがめて通ればよいのである。」
白山神社の廊下橋
三島由紀夫作 豊饒の海・第二巻「奔馬」より

作品を読んで、主人公たちがくぐった廊下橋を見てみたいと思いました。初めて行った時は、ドキドキしながらこの廊下の下をくぐりました。
ちなみにこの下は高さ140cm位でしょうか?
「頭上注意」の注意書きがあります。
あじさいの花
写真は小説とは逆ルートで、神社から白山公園に向かう手前からの撮影です。裏からだと、彫刻などの装飾がなく殺風景です。

三島由紀夫の思想に関しては、凡人の理解を超えていて、私にはよくわかりませんが、三島の流麗な文章が好きなので、全ての作品を読んでいます。
三島の最後の作品となった「豊饒の海」をぜひ読んでみてください。


 
💬紫陽花、あじさい、アジサイ。
どう書いてもしっくりくる不思議な花ですね。やはり七変化なのでしょうか? 

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