キューバ①気になる国

キューバのリゾートホテルからの海の眺め

キューバには一度しか行ったことがない。
その後どうなったのか?いつも気になる国
明るい太陽と青い海。陽気な音楽と人々の笑顔。

革命以来キューバを指揮してきた兄、フィデル・カストロの後を受けてキューバの第一書記をしていた弟のラウル・カストロが引退したそうだ。
後任は長く補佐をしていた人で、某国のように、一族で国を支配するようなことはないらしい。
キューバの自動車
                    
キューバをツアーで旅すると、町の高級ホテルや、リゾート地のオールインクルーシブ・リゾートに泊って、日本にいるより優雅に旅ができます。一番上の写真のイメージですね。

キューバの自動車アメリカなどからの経済封鎖の影響のせいで、古い車が今でも風を切って走り、それがキューバの風景を彩っているのです。

タクシーとしても活躍しているので、観光客でも機会を作って乗ることができます。
自由時間にホテルの近くの観光名所を回ってもらいました。3時間貸切でひとり10アメリカドル×4人。平均月収が3000円のキューバで、3時間で4000円以上の収入ですね。

キューバの通貨はペソです。
しかし2種類あります。一つはもちろんキューバ国民が利用するもの。もう一つは外国人が使う通貨です。

キューバの通貨
同じ1ペソでもデザインが違い、価値は1:25位です。つまり、キューバ国民が1ペソで買うものを、外国人は25ペソで買うということです。

写真の紙幣は外国人用の3ペソ紙幣。コインはキューバ人用の3ペソ硬貨です。
両替所では手に入らないチェ・ゲバラのデザインの硬貨が欲しくて、市場にいた地元の人に替えてもらいました。

キューバのアイスクリームアイスクリームの写真は、キューバで一番美味しいという店のものです。これはツアーの行程に含まれていたものです。店が近づくと、長~い列ができていました。200m位あったのではないでしょうか?現地ガイドが店に並んでいる人の列であることを教えてくれました。

「これからこの列に並ぶの?」と心配になったとたん、バスは人影のない駐車場へ到着しました。
そして、私たちの到着に合わせてアイスクリームはスムーズに提供されたのです。
1:25の威力?外国人用?200m以上に見えたあの列の人たちは、このアイスクリームのために何時間並ぶのでしょう?
このアイスクリーム。美味しかったです。普通に。日本だったら並んでまで食べるレベルには到底ないと思われる美味しさです。
キューバを訪れ、現地の話を聞くと、この長い列の理由が少し理解できるような気がします。
次回はキューバの食料事情についてご紹介したいと思います。

「気になる国」というタイトルは、その後のキューバがどうなったのか?ということです。アメリカからの経済封鎖が解かれるという話や、トランプ政権により締め付けが強くなったなど、色々な噂を聞いても、実際のところがわかりません。

キューバの人々の暮らしが少しでも良くなることを願っていますが、キューバの国が持っている素朴な雰囲気を失ってほしくないのです。旅行者の身勝手かもしれません。

キューバへのツアーで、地方都市からハバナへ向けて少し長めの移動をする日がありました。小さな町の空き地のような所の横も数か所通りました。
日曜日だったせいか、どの場所でも少年たちが野球をしていました。
日本の少年野球のようにユニフォームは着ていません。Tシャツや短パンがほとんど。
足元もサンダル履きや裸足の子供さえいました。用具もきれいそうなものを使っているようには見えませんでした。

それでも少年たちの明るい笑顔は、私の胸を打つのに充分でした。

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