タオルで動物を作ってみよう①モンキー

タオルで作ったモンキー
モンキー

 TOWEL FOLDING 

 
 目次  1 タオル折りとの出会い       
     2 日本人に向いている?
     3 使用するタオルについて
     4 折ってみよう

1 タオル折りとの出会い


日本ではあまり一般的ではありませんが、海外のリゾート地や、豪華客船に乗った時などによく見かけるタオル折り(海外では”Towel Folding""Towel Creation""Towel Origami"などと表現)をご紹介します。

添乗員として多くの国や地域を回ってきましたが、豪華客船に乗ってお客様と過ごす時間はひときわ素晴らしいものでした。

おいしい食事、華やかなショー、フレンドリーなスタッフとの交流、各国から乗り合わせた方たちの服装や言葉、そして笑顔。。。コロナで外国に行けなくなった今、あらためて素敵な時間だったと感じています。

クルーズ船ではいろいろなイベントが開かれています。出発前には「ダンスできなくても大丈夫ですか?」と心配顔だった方が、毎晩行われる華やかなショーや、言葉がわからなくても楽しめるイベントで充実した時間を過ごし、「最高!」と笑顔に変わるのを何度も経験してきました。

日本船や日本発着の航路なら、言葉の壁はだいぶ低くなりますが、乗船しているのがほとんど日本人なので、国内旅行をしているような気分になってしまいます。どうしても不安な方は、日本船の短い体験乗船などで雰囲気をつかみ、いつかまた海外旅行に行けるようになったら、ぜひ外国船の海外航路に挑戦してみてください。

クルーズ日程が終わりに近づいたある日、下船観光から客室に戻った時出会ったのがタオルで作った動物たちです。
客室係が作ってくれたかわいい動物がベッドの上に鎮座しているのを初めて見たときは、カリブ海の暑さが吹っ飛びました。

2 日本人に向いているタオル折り


その翌日の船内のイベントで初めて「Towel Folding」を体験しました。タオル折りの説明をするスタッフの手元がスクリーンに映し出され、それを手本にタオルを巻いたり折ったりします。

すると驚いたことに、私と一緒に参加したお客様がさっさと折りあげ、近くの外国人の手伝いを始めたのです。
「そうじゃなくて!そうそう!」と言いながら、完成した作品を挟んで2人でハグしていたのです。「外国船で自分が何かを教えるなんて、夢にも思っていなかった」とそのお客様がおっしゃいました。

そうです。小さい時から折り紙で手先を鍛えてきた日本人にとって、コツさえつかめばタオル折りはそれほど難しいものではなかったのです。

別の船で"Paper Craft"というイベントがあった時のことです。私は用事のためイベントの開始に間に合わず、15分ほど遅れて会場に行きました。すると、私のお客様が日本語で講師をしていたのです。
後から本人に事情を聴いたところ、「講師が下手でイライラしちゃったの」とのこ。
"Paper Craft"=折り紙ですからね。講師が下手だったのか確認はできませんでしたが、私のお客様の方が上手だったのでしょう😀

3 使用するタオルについて

始めるにあたってのご注意です。タオルはご家庭にあるタオルの中でで、一番厚めのしっかりしたものを選んだ方が形がきれいに仕上がります。いわゆるホテル仕様のタオルが一番良いのです。バスタオルとファイスタオルで作れるものが多いです。

4 作ってみよう

用意するものはバスタオル、フェイスタオル、クリップ付きハンガー、サングラスまたは眼鏡。ボディはバスタオルで作ります。右の写真の補足をします。

①両端を中央に向けて巻く

②巻いた方を表にして真ん中から折り、4か所の中央を引き出し、2つづつつまんで左右に引くと、右の写真のようにボディができる

③フェイスタオルを半分に、さらに半分に折る

④両端を中央に折り、三角形にする

⑤山折りにし、タオルの端が口の形になるよう整える

⑥先に作ったボディをハンガーに吊るし、手の部分の間に後から作った頭部を置き、サングラスをかけて出来上がり!

まとめ💬

家でできる楽しいこと。。。と思い出してタオル折りをご紹介してみました。続けて象や犬、アヒル(スワン)も紹介する予定です。
参考になる本がないかと探してみましたが、日本で発行しているものは見つけられませんでした。海外の本はいくつか探すことができましたので、"Towel folding"などのキーワードで検索してみてください。
なお、②ぞう編③ドッグ編もご覧ください

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