私の勉強法⑤ネタの宝庫

カルチャーガイド

カルチャーガイドシリーズ表紙
今回ご紹介するのは、トラベルジャーナル社のカルチャーガイドシリーズです。

観光ガイドブックのように、名所の地図や説明は載っていません。それ以外の、生活や文化に根差した話題が満載な本です。私にとってこのシリーズは、現地でバス移動が長い時などに話をするための「小ネタ」を仕入れるのに大変重宝しています。
カルチャーガイド目次

目次を見れば。。。

2枚目の写真はギリシャ版のものです。イタリアやフランスなどとは違って、ギリシャという国は知らない部分が多いと思います。

カルチャーガイド内容ページ
話題はサッカー、ギリシャの音楽、ギリシャ劇、建築、映画、シエスタ、ギリシャ正教、結婚式や葬式、不動産、名前の付け方、教育制度、料理、ワイン、地方の街のトピックなどなど。

これだけ並べれば、いかに普通の観光ガイドブックと違っているかはよくお判りいただけると思います。

4枚目の写真はフランス版のページの一部です。右側はおしゃれなイメージのフランス人ですが、毎日シャワーを浴びる人が少数派という内容のコラムです。

他にはストライキ、地方都市での生活、教育制度、恋愛事情、映画、音楽、バレエ、競馬、サッカー、食生活などの話題を知ることができます。
カルチャーガイド内容ページ
フランスという、日本人にとっても情報量がかなりあると思われている国でも、やはり知らないことは沢山あるものです。

私がツアー中に「フランス人の趣味で多いものは何だと思いますか?」と参加者に質問すると、「オペラ、バレエ鑑賞」などと言う回答が大半を占めます。この本によると男性は釣りや日曜大工、女性は編み物やコーラスです。その地味さに驚く方が多いです。

私はフランス人の趣味と質問しましたが、参加者の皆様にとってのフランス人はパリ人なのです。現地で一緒にツアーを周ったドライバーが名言(?)を吐きました。「フランスにフランス人とパリ人がいるんだよ」と。

そんな話をしていくと、ツアー参加者のフランスという国への理解が少しは深まるような気がします。その助けとなるのがこのカルチャーガイドシリーズなのです。

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